ループアンテナを用いたスペクトルアナライザーによる測定
負荷容量は、クリスタルの両方のリードにつながる回路の等価容量です。回路の発信周波数は、負荷容量と水晶振動子によって決定されます。
発振回路を設計する際、負性抵抗 (-R) は考慮するべき非常に重要な要素です。 一定の周波数を、安定的に発振を維持し、水晶振動子の抵抗を補う為に、十分な負性抵抗(|-R|) が必要です可変抵抗器「 VR 」を水晶振動子に直列に繋ぎ、発振しているかいないかを確認します。「 VR 」の抵抗値を徐々に大きくし、発振が停止する直前の値を確認します。
回路の負性抵抗は、その時の「 VR 」に、負荷時共振抵抗「 RL 」を加えた値です。負性抵抗 (-R) の最良の値は、水晶振動子の ESR (等価直列抵抗: R1) の 3~5 倍です。負性抵抗 (-R) が小さすぎる場合、水晶振動子の発振は不安定になります。
水晶振動子が発振する為に必要な電力。
励振レベルは、mW、或は、μWで表します。 過度の励振レベルは水晶が破損したり、或は、使用しているうちに周波数変動を招きます。
DL = I2x RL
RL = R1(1+C0/CL)2
R1 : Equivalent series resistance
RL : Loaded resistance of resonance
I : Current of pass in the crystal